小池知事は安楽死などを除いた犬猫の殺処分が平成27年度、都内で203匹に上ったと説明。ゼロにする手法については「人間教育から始めることが一番早いのではないか」とし、「慈しむ気持ちを子供のころから育てていくことに力を入れるべきだ」と訴えた。
その通り!
ありがとう小池百合子知事。
上記は8月28日付け、産経新聞からの抜粋です。
彼女が知事選の際、掲げた公約の一つですが、これが公約に相応しいか、そうでないかに関わらず、これを実践する気でいて下さることがやはり嬉しい。
「2020年東京五輪・パラリンピックをひとつの期限とした上で、東京都でいい例を示せるようにしたい」
しかもそれよりも前倒しで進めていきたい、と。
ドイツでペットショップが禁止になったのは何時の事だったでしょう?
もうずいぶん昔の話です。
いまでは、ブリーダーを通じて買うか、保護施設で買うか、個人から買うか、ですね。
保護施設でもタダじゃないですよ。
施設によって違いはありますが、犬の場合、250から300ユーロします。
チップ埋め込み済み、又避妊手術を終えている場合はもう少し高くなります。
この値段は、血統書付きであろうが雑種であろうが、子犬であろうが老犬であろうが全部一律です。
命に差は無いんです。
因みに、猫の場合は一律120から150ユーロですね。
猫の場合も犬と同じく、チップや避妊手術で値段が少し高くなります。
子犬や子猫は9週目から引き渡し可能になります。
人に慣れる時期は8-12週ですので、それまでは親の側で他の兄弟と一緒に育って、犬なり、猫なりの社会性を身に付けることが必要とされています。
日本からペットショップが無くなったらどうなるでしょう?
小さな、小さな子犬がぽつんとガラスケースの中に入れられているのを見ると、可哀想でなりません。
あれは動物虐待にならないのでしょうか?
まだ他の兄弟たちと一緒に戯れて遊ぶべき大事な時期を、一人ガラスケースの中で過ごすのですよ?
そして買われて行って、そのあと邪魔になったからと捨てられて、保健所で命の火を消されるのですか?
社会性が身についてなくて、いつも吼え続けたり、人を噛んだりするが故に捨てられる犬だっているでしょう。
ペットショップが無くなれば少しはましにならないでしょうか?
ブリーダーはもちろん許可が無いとできません。
そこで買った犬や猫は、買ったときにチップを埋め込み、登録するという方法もあります。
この豊かな、文化程度が世界の中でも飛びぬけて高い日本という国で、動物の扱いに関しては後進国と言われる今の状況を変えるには、「人間教育から始める事が一番」という小池百合子知事の言葉に私は大きくうなずきました。
(今日のアイキャッチはスーツケースを見てしまったチコちゃん。誰かが旅立つというのが分かると、不安そうな顔をします、、、)
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