ロメオ君、夜になっても帰ってきません。
我が家では、いぬねこファミリーの食事は、12時と18時。
ちょうど近所の教会の鐘の音が響き渡ると、私が呼ばなくても猫たちは帰ってきます。
たまに少し遅れる事はあっても、私がクリッカーを鳴らして名前を呼べば、何時も帰って来たんです。
ところが一昨日はそうじゃなかった。
呼べど叫べど、帰ってこない。
一時間ごとに、いや30分毎だったかもしれない、私が大声で呼んでも帰ってこない。
時計の針が進むごとに私の頭には良くないことが横切ります。
夜10時頃かな?やっぱり心配していたらしい次男が、「ちょっと探してくる。」
見れば片手にサーチライトとクリッカー、そして背中にはリュックサック。
「自転車で廻るからさ、もしロメオが傷ついていたらリュックサックに入れて運ぼうと思って。」
こういう時には男の子って役に立つ。(こういう時って、男性軍、ごめん!)本当にとっても有難い。
祈るように待つこと30分。
かすかなロメオの鳴き声が聞こえて、私は慌てて庭への戸を開けた。
少し離れたところにロメオが座って、私の方を見ている。
私は脅かさないように、小さな声でゆっくりと、
「ロメオ、お帰り、入っておいで。」
ロメオは少し躊躇したが、大人しく入ってきた。
私の足元にすり寄り、何度も往復していると次男も帰ってきた。
「なんか、パニックに陥ってたんだろうな、僕からも逃げようとするから、上手に家まで誘導してきたんだよ。」
次男を見るや、ロメオは次男の所へ行き、体を摺り寄せて、その後次男の側に座り込んだ。
どうも、次男が家まで連れて帰ったことは理解しているように思える。
「ロメオ、ごはんにしようか?」
「ニャーン!」とすぐに応答。
ご飯をあげるとあっという間に平らげたので、次のポーション。結局、ゆうに普段の倍は食べたでしょうか?
次男が言うには、その夜は鹿の群れが出ていて、ロメオは何か嫌な経験をしたのかもしれない。
家の方向は分かっていても、鹿の傍を通る事の恐怖か、それとも別の動物が出ていたのか、、、
食事を終えて別室から出てきたロメオに雪は喜んで飛びかかり、体中を舐めて、舐めて、噛んで、、、猫団子になって、、、
「アウッ!!!」
爪が目に入らなくってラッキー!
ロメオはとても疲れていたのでしょう、そのあとベッドに行ってぐっすり朝まで寝ていましたよ。
外に出さなければ、事故に遭わないし、ノミやダニもつかない。他の猫や野生の動物たちと喧嘩する事もない。
でも、外を自由に走り回っている猫たちを見ていると、どちらが幸せなのか、とても迷う。
私としては心を鬼にして外に出したくないと思う、、、でも庭や広い草原を走り回る姿を見ると、やはり自然に生きる方が良いのではとも思う。可愛いからこそ、大事な子たちだからこそ、このあたりの判断は難しい。
私が住んでいる隣の土地は自然保護地域で、鹿が来れば、キツネやイタチも住んでいる。
うさぎや小さなネズミやモグラなど自然がいっぱい。
今日も出かける前に、「時間になったら帰ってくるのよ。お返事は?」と聞くと、ロメオは私の顔を見て、「ニャー!」と答えた。
さて、そろそろ時間です、、、、
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